ケト(金森式)

ケトジェニックで痩せない原因2つ

ケトジェニック(金森式ダイエット)をやってみて、こんなお悩みはないですか?

■ケトジェニックも、痩せたのは最初だけだった
■ケトン体はずっと検出されているのに、ぜんぜん痩せない
■ケトジェニックは、都市伝説?
■苦労したこの1ヶ月は何だったんだ?!


上記は、私がケトジェニックを初めて1ヶ月やってみた時の感想です(泣)。

思い切って断糖を始めましたが、体重が落ちたのは最初の4日だけでした。これはいわゆる「水抜け」ですね泣。それ以降は、緩やかに減量できていれば良い方で、時には1日で2kg以上も増えたりもしていました(泣)。
ですから、断糖生活1ヶ月経ってもほぼ横ばいだった時には、断糖を止めようかなとも思いましたし、ケトジェニック(金森式)そのものを疑ってしまいましたね。
でも、ここで止めたらもったいないと奮起して、基礎的なポイントを見直してみると、着実に体重が減少し始めたのです。

そこで、このブログでは私の失敗体験を中心にして、金森氏の書籍やその他海外メディア等の情報を、ギュっと分かりやすくまとめました。実体験なので、是非私の失敗体験を参考にして、あなたのケトジェニックを見直してみてください。
では、スタート~!

僕のケトジェニックは、失敗の連続です・・・。

ケトジェニックで痩せない原因は、たった2つ

まず常識をリセットする

ケトジェニック(=金森式ダイエット)は、今でもまだ主流である「低脂肪&カロリー制限ダイエット」とは、アプローチが全く異なります
この点を、しっかり理解して、押さえてからケトジェニックに臨まないと失敗してしまいます。

なぜ、ここを押さえないと失敗するかと言うと、多くの人が、ついつい「カロリー制限」をしようとしてしまうからです。私も何日かやってしまいましたが。

タンパク質、炭水化物、そして脂質は、3大栄養素と呼ばれていますが、だいたいカロリーを制限しようとすると、最初にやり玉に挙がるのが「脂質」です。
脂質はグラム当りのカロリーが、他の栄養素の倍以上(9kcal/g)ありますから、カロリー制限するダイエットの場合、効率が良いわけですね。

しかし、ケトジェニック(金森式)では、カロリー制限は通常必要ありません。世界中のケトジェニック関連のWebや論文を調査しても、積極的にカロリー制限を推奨していません。むしろ、エネルギー不足を感じないようにカロリー制限をする必要はない、とする意見がほとんどなんです。

先ずは、旧態依然とした「カロリー制限」タイプのダイエットの常識をリセットすることから始めましょう。

たった「2つだけの原因」

早速ですが、いよいよこれからが本題です。
私が大失敗して、改善した原因はたったの2つですが、先に発表しておきます。
①糖質はゼロにする
②脂を増やす

おいおい、当たり前のことを言うなよ!と思われたかもしれませんが、本当にこの2つしかありません。
ケトジェニック(=金森式ダイエット)は、日本語では「断糖高脂質食」と訳されていますから、読んで字の如しなのに、私はこの2つを完璧にできていなかったので、丸1ヶ月を完全に無駄にしてしまいました。

大事なのは、「断糖高脂質食」を完璧に遂行することに尽きると言って間違いないです。

私は、一念発起して断糖し、たった3日でケトーシスに慣れたにも関わらず、大失敗していたんですから。理由は、ずっと「中途半端な思い込み断糖高脂質食」をやってしまっていたからでした。

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断糖は厳密なほど、楽になるって言うけどね・・・

糖質はゼロにする

糖質は極限まで食べないでください。糖質を小刻みに、わずかでも食べていると、せっかくケトン体を作っていても、ケトン体をエネルギーとして消費せずに、糖質を消費してしまいます。

実は、ケトジェニックの糖質制限には、許容量の幅がいろいろあります。緩やかなケトジェニックの場合は、一日に摂取して良い糖質の許容量は、50gもありますが、厳しいケトジェニックだと20g以下まで厳しくなります。

また、「金森式ダイエット」は、ケトジェニックと基本フレームはよく似てはいますが、ケトより更に厳格で糖質許容量は、10g以下となります。断糖と言うからには、10g以下とする金森式ダイエットが、最もストイックであり、最も効果が出やすいと実体験として言い切れます。

1つ目の原因、「効果マジで出すなら一日の糖質許容量は、10g以下」です。

かつての私は、「ケトン体検出=ケトーシス=ケトジェニック=激ヤセ」だと思い込んでいました。

この「ケトン体検出」が私を迷わせたのだと、今振り返ってみると思います。
実は、ケトン体が検出されたら、ドンドン痩せていくってわけではありません。ケトン体検出が示しているのは、例えるなら「肝臓がケトン体の作リ方を想い出したよ」程度です。だから、まだまだ本格的にケトン体を作れるわけではないし、そのケトン体を上手に使える(代謝する)体にもなっていないです。

なのに、私は1ヶ月の間ずっと「ケトーシスになった!」「ケトジェニック成功した~!」と空騒ぎしていた訳です。私は、この空騒ぎ期間中、毎日毎日ケトン体を安定して検出させていましたから、決してサボっていたのではありません。でも、筋トレをする時には、マルトデキストリンを追加で飲んだり、アーモンドは良質な脂質が多いからと、一日に50粒~100粒食べていました。たぶん合計すると、一日の糖質量は50グラムを超えていたかも知れません。それでも、ケトジェニックでは許容範囲でしたし、ケトン体は検出されていましたから安心していました。

もう一度言います。糖質は極限まで食べないでください。
糖質を小刻みに、わずかでも食べていると、せっかくケトン体を作っていても、ケトン体をエネルギーとして消費せずに、糖質を消費してしまいます

ただし、厳密には幾ら糖質を摂らないように努力しても、どうしても入ってきてしまう場合が多いです。卵を1個食べても、1グラム弱の糖質は含まれているので、その当りは問題ありません。

脂を増やせ

次に、脂質を増やすこと。いわゆる脂なんですが、そもそも、どんな脂をどうやって食べるかが分かりにくいんですよね!ケトジェニックって。
だって、今までのダイエットでは「脂は太る」「脂を避ける」「脂を摂らない」ダイエットが主流ですから、意外と「避ける」のは簡単なんですね。とにかく脂を食べなければ良い訳ですから、分かりやすいんです。でも逆に、「増やす」となると、なかかな増やせないんですよね。「脂=太る」の心理的な抵抗も残っているのもあるし、どんな脂をどんな風に食べていいのか分からない。

そこで、私が実行している、かなり単純に脂を取る方法を紹介します。もっと良い方法もあると思いますが、私の方法は、誰でもできて、簡単で、継続できる方法なので、皆さんにおすすめできると思っています。

ジェルタイプのMCTオイルは、計量不要で便利

脂の「かんたん」摂取方法

MCTオイルを定期的に飲む。MCTオイルは、普通の脂よりも、エネルギーになりやすいので、糖質程ではないけれど、その代わりになります。なので、私は、意識してかなり愛飲しています。ボトルタイプ(約1リットル)とソフトジェルタイプ(1ジェルで1g)の両方を購入して、適宜飲んでいます。

具体的なタイミングは、朝食のプロテインと一緒にシェイク。昼前にジェル5つ。昼過ぎにジェル5つ。夕方ジムで有酸素運動をする前に5つ、みたいな感じです。摂取のコツは、空腹になる前に飲んでおくこと、ですね。糖質を摂らないので、脂質がご飯でおやつということになります。

サバ缶(水煮)を食べる。青魚に多いとされる「オメガ3」タイプの脂と良質なタンパク質を摂るためです。いろんな商品がスーパーに並んでいますので、基本的にはどれでも問題ありません。しかし、1点だけ注意があります。それは、糖質(炭水化物)を含まないサバ缶であること。サバ缶も多種多様で、魅力的な味付けが施されている場合、どうしても糖質が含まれてしまいます。なので、購入の際は、迷わず「水煮」の一択となります。

食べる頻度は、私は一日1個はノルマにしています。

オリーブオイルが主力の脂。私の場合、オリーブオイルは会社のデスクに何本か常備しています。一度は蓋が閉まっていなくて、引き出しの書類全てが油まみれになったこともあります。このオリーブオイルを、スクランブルエッグやサラダに使っています。日本でもメジャーなオイルですから、スーパーにも複数の種類が並んでいますから、手に入りやすく、安価です

私の具体的な使用量は、スクランブルエッグでは10g、サラダには20~30gを毎日使っています。私のお気に入りメニューは「魚介類のアヒージョ」。これは、毎日食べても飽きませんが、締めにパンですくってオイルを食べ尽くせないのが、今は残念です。

ココナッツオイルも超おすすめ。ココナッツオイルを精製したのが「MCTオイル」ですが、MCTオイルは無味無臭。せっかくのココナッツの甘~い香りが全くありません。コーヒーや紅茶に溶かして飲むんだったら、MCTより香りを楽しめるココナッツオイルをおすすめします。ケトじゃなかったら、トーストに塗るとめちゃくちゃ美味しいですが、今は止めておきましょうね。

私の具体的な使用方法は、ルイボスティーやコーヒーにスプーン1~2杯くらいです。

北海道産生クリームも最高です。金森式ダイエットの著者である金森重樹氏も食べられていますね。生クリームは、7割近くが乳脂肪で、糖質は1割以下だと思います。そんなに多く飲むものでもありませんから、1割り程度の糖質は気にしていません。甘味はほぼないはずなのに、口に含むとクリーミーな甘味を感じることができます。

私の具体的な使用方法は、ココナッツオイル同様です。たまにデザート代わりとして、ルイボスティーや紅茶に10~20g入れて飲んでいます。

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生クリームはコーヒーや紅茶愛好家にもおすすめ

おまけ

ちょっと、おまけな感じになりますが、以下のこともチェックしてみてください。私もハマった大失敗のサブ要因ですから。

ケトン体検出は自己満かもしれない

私の場合は、呼気ケトンメーターを今でも利用していますが、ケトーシス導入期の3日目でケトン体を検出できました。その後、数値は安定して、驚くほど動きが無かったんです。

しかし、今思えば、安定するのではなく、検出量が増えてくるのが正解だったと思うのです。ですから、検出されて喜ぶのではなく、増やせるように断糖を継続しよう!

カロリーをカットは基本NG

自然と食欲が減るのは問題ないのですが、人為的にカロリーを減らしてはいけません。減らしてしまうと、体力と気力がゆっくりと低下していきます。減量の期日が迫っている場合や、コンテスト用の減量が予定通りに進んでいない時など、どうしても調整する場合は、ケトジェニックに慣れてきてからにしましょう。無闇にやると、ただのカロリー制限ダイエットになってしまいます。

PFCをアプリで管理する

3大栄養素の摂取バランスを管理するには、便利なアプリを使いましょう。何となく断糖する。何となく脂をたくさん食べるでは、成功も失敗も運次第になってしまいます。自分が何を何グラム食べたかを、しっかり把握するのは、ダイエットの基本です

スマホで「PFC 管理 アプリ」と検索して、お好みのアプリを見つけてください。

私は、YAZIO」と言うアプリを長年利用しています。登録食品(食材)が超多いのでおすすめできます。iPhone版とAndroid版の両方あるのが嬉しいです。

まとめ

金森氏の「断糖高脂質食」、いわゆるケトジェニックは、糖質を摂れない以外はストレスも少なく、効果が短期間で確認できる食事方法だと思います。

でも、脂を大量に食べて、炭水化物をほぼ全カットする食事を、完璧に実践するのは思った以上に難しい作業の連続です。なぜなら、今までの「常識」とは、まさに真逆な食事方法過ぎるからではないかなと思います。だから、今までの「常識」に少しでも囚われていると、断糖はそこそこやれても、脂をたくさん食べるのには、強い抵抗が残ってしまう場合が多いです(私がそうでしたから)。

ケトジェニックでうまく痩せない人は、しっかり常識の殻を破ってみて欲しいです。もう一度、ここで紹介した「2つだけの原因」を振り返って、ご自身が完璧にできているか?チェックしてください。

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