ケト(金森式)

断糖高脂質食で胃腸炎!

「朝からゲップが多い」
「一日中、胃もたれ、胸やけが続いている」
「食べ過ぎてもいないのに、胃が痛い」
「朝イチから、背中が重い感じがする」など・・・

こんな症状ありませんか?もしかすると、ケトジェニック胃腸炎なのかもしれません。

ネットで調査してみると、ケトジェニック(断糖高脂質食)が原因と思われる胃腸炎が急増しているようです。

シンディ

ケトジェニックで胃腸炎に!?食事制限してるのに~?

ケトジェニック胃腸炎とは?

胃腸炎とは何らかの原因により、胃や腸に炎症が起こり、胸やけ、胃もたれ、下痢や腹痛が起こること。その原因は、ストレスや細菌感染、暴飲暴食などいろいろですが、ケトジェニック胃腸炎の原因は、急激な食事バランスの変化です。

シンディ

そうか~!ケトでは、炭水化物は減らして、油をたくさん食べてるもんね。

アジモコ

そうなんですよ。食事の偏食(偏り)は、胃腸に負担なんです。

脂質を急激に増やすケトジェニックは、明らかに暴飲暴食の一種。長期になればなるほど胃腸への負担は増してしまう。

急性の胃腸炎も放っておくと、胃腸の働きが弱まることで、不調は全身に及んでいきます。もちろん、ダイエットどころではなってしまいます。「胃もたれ、胸やけ、胃痛が続いている」などの症状は、体からのヘルプサインですから、放置せずに、改善策を探りましょう。

では、「ケトジェニック胃腸炎」の厳選した対策を紹介しますので、思い当たる方は是非トライしてみてください。

対策-1-穀物を減らす

ケトジェニストにとっては、消化の悪い炭水化物(穀物)を食べなければいけない理由はありません。夕食はもちろん、昼食時も、穀物の摂取量は、かなり意識して減らしてください。

お粥もうどんもNGフード
病気療養中の食事で思い当たるのは「うどんやお粥」。お医者さんに「消化の良いお粥を食べてください」と、言われた覚えのある方も多いと思いますが、実はお粥やうどんでさえも、消化がかなり悪い食品の一つです。

原料の米や小麦などの穀物が、消化にとても時間がかかってしまうのです。5時間~10時間以上も胃に留まっているとの報告もあるそうです。どんなに細かく加工されていても、胃腸への負担は大きい食品ですから、寝る前はもちろんのこと、昼食時にも避けた方が良いでしょう。

因みに、ケトジェニック(金森式ダイエット)では1食当りの糖質は「5グラム以内」と言われていますが、 白米の軽く一口(10グラム)で、糖質量は約4グラムになってしまいます。白米は食べない方がよさそうです。

玄米は、もっと消化しにくい
ケトジェニックやロカボ愛好家には人気の高い低GI食品「玄米」ですが、胃腸炎の時は避けるべき要注意食品です。

その理由は、玄米の周りの皮。
ここに食物繊維と栄養が多いという大きな長所があるんですが、上手に炊けていなかったり、かなり良く噛まないと消化不良を起こしてしまいがち。 ましてや、胃腸炎の症状がある時には、必ず避けましょう。

玄米食のメリットは多いので胃腸炎が治まったら、是非適量を食べることをお勧めします。

対策-2-ファスティングする

人間本来の生理リズムに沿ったタイミングで食事を摂ると、胃腸への負担が大きく軽減できるようです。また、「16時間ファスティング(断食)」で朝食を抜くと、午前中の頭のパフォーマンスが高まることを体感できると人気です。

朝食は常識?
「朝ごはんをしっかり食べなさい!」。これは、日本の常識となっていると思いますが、皆さんは、朝から食欲は旺盛でしょうか?
多くの方は、幼少の頃からずっと朝食の重要性を教え込まれたと思います。

ですが、その朝食こそが胃腸を害するものであると聞いたら、どうでしょうか?

朝食はリズムに反している
現代の日本人は、寝ている間を除いて、常に食べ続けているようなものです。程度の差こそあれ、朝起きてから寝る寸前まで、飲んだり食べたりし放題の毎日ではないでしょうか。その毎日のスタートが朝食と言うわけです。

しかし、午前中食べる朝食は生理リズムに反しているのです。
人の生理リズムでは、 午前中は栄養補給をする時間帯ではなく、排泄する時間帯なのです。

ですから、朝食を食べると胃腸は違う反応をしないといけない。これがものすごく胃腸に負担なんですね。胃や腸などの消化器官は、排泄する状態なのに、「消化だ!消化しろ!」と酷使される胃腸はたまりません。

ファスティングは酵素
ファスティング(断食)は、酵素との連携が重要です。

朝食を抜くのは胃腸を休めるだけであって、重要になってくるのが酵素と言われています。酵素は加齢によって、徐々に失われていきますから、補う必要があります。酵素の補給には、生野菜やさしみなど生の食品を食べると効果的です。

「完全無欠コーヒー」 だけでいい
別名を「バターコーヒー」、「防弾コーヒー」などとも言われています。厳密には区別が必要なのかもしれません。各種お好みでレシピを検索して、調整してみると楽しいと思います。

「完全無欠コーヒー レシピ」の検索結果はこちら!

かんたん完全無欠コーヒー (紅茶)
◇インスタントコーヒー(適量)※紅茶でも可能
◇ 牛乳(20~40g程度)
◇ MCTオイル(10g程度)
※MCTオイルが切れている時は、アボガドオイルで代用したり適宜アレンジ可能

脂質不足はケトジェニックじゃない!

対策-3-発泡系アルコールはやめる

ケトジェニック(断糖高脂質食)では、糖の摂取は厳しく制限しますが、アルコールも避けるべき食品の一つです。ビールやスパークリングワイン、レモン酎ハイなどの炭酸ガスは、胃の内圧を高めて胃酸の逆流も起きやすくなります。


1,アルコールを大量に摂取
2,胃の粘膜を覆っている粘液がはがれる
3,そこからアルコールが浸透
4,胃酸が直接胃の粘膜に接触
5,胃の粘膜が充血しむくむ
6,刺激を受けてただれる

上記が、一般的な胃炎の進行過程ですが、ビール等の発泡系アルコールは炭酸ガスを含んでいるため、胃粘膜に更に強い刺激を与えてしまいますから、胃炎の悪化に繋がってしまいます。
また、ケトジェニック(金森式ダイエット)時のアルコール摂取は、避けたいのですが、どうしても飲みたい場合には、甘くない少量のワインを飲むなどして、大量のアルコール摂取は避けるのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?思い当たる点はあったでしょうか?

ケトジェニック(金森式ダイエット)は、今も現在進行系で研究が進んでいる食事法ですが、多くの部分で「個人による差」がとても出やすいダイエット方法です。あらゆる試行錯誤をしながら、自分に最適な方法に調整する必要があるでしょう。
なお、下痢、便秘、胃腸炎などの症状が長期化したり、悪化するようでしたら、早期に医師の診断を仰ぐようにしてください。

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